2014年6月15日日曜日

ジャンルの一生についての考察 2


ジャンルの一生についての考察 2



@体験派

 体験派は『体験』を重視します

 アイドルと握手が出来る 

 実際にリングに上がれる

 コメントを書き込める

 などの体験できるコンテンツを提供します


 送り手と受け手という関係を崩し
 ファン側も送り手になれるものが体験派には多いです

 アイドルならAKB48
 格闘技なら地下格闘技
 インターネットコンテンツとしてはニコニコ動画
 体験派に属します。



@仕組み派

 仕組み派は『仕組み』を売りにします。

 アイドルにおける選抜を選挙と表現したり
 
 顔や歌い方では無く『考え』そのものをマネて見たり

 漫画家を漫画にしたり

 本当は隠さなきゃ行けない仕組み
 あえて晒すこともあります。それが仕組み派です

 アイドルならAKB48
 格闘技ならDDT
 芸人ならマキタスポーツ
 一連の漫画家漫画
 ゲーム版のアイドルマスターも仕組み派に入ると思います




@体験派と仕組み派はファン側にも発生する

 送り手だけで無く受け手側にも

 『体験派』タイプの人 と 『仕組み派』タイプの人がいます


 仕組み派はそのコンテンツの仕組みに興奮と感動を覚えます

 仕組みがわかれば、そのコンテンツを自分で作ることもできます

 マキタスポーツが言うように

 ファンにとって
  好きなアーティストのマネをされるのは
   手品を種明かしをされるのと一緒 
 
 です。



 君がその曲に感動したのは
  こういう『仕組み』があるからだよ

 と説明できるのが仕組み派です。
 つまり、魔法を解くのです

 体験派にとって、これほど迷惑な存在はありません。
 


@仕組みとは設計図

 仕組みとは設計図です

 それがわかればいくらでも再生産できます


 いま、この瞬間だけの奇跡と思った体験が
 実は何度でも繰り返させると知ればがっかりするに決まってます。

 『この世に一個しか無い』と言われて渡された宝石が
 実は量産品だったようなものです



@次回予告

 
 次回は、体験派と仕組み派の対立がいかに不毛かを考えたいと思います

 
 3に続く

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