@革命としてのウテナ
革命された世界は、革命される前の世界とは断絶した関係にある
革命を起こした存在が、その革命された世界から消えてしまうのは
革命を起こした存在だけが、革命される前の世界と断絶していないから
あるいは
『悪い理事長に支配された世界』を倒した王子様がその世界に居続けると
新しい『悪い理事長』的なものに成ってしまうから
もしくは
革命とは、何もかも革めることなのだから
革命が起きたことすら自覚できない
それを象徴的に表現するために、鳳学園からウテナは消えた
@学校という場所
学校という舞台装置は、あのセカイはループしているという暗喩かな
ウテナはそこから一抜けしてアンシーもその後を追う
ループという心地よい夢から抜け出るには自己犠牲するしかない
だったら心地良い夢のままでいいや(人間のクズ)
やっぱりウテナの歳じゃあ、『プラネタリウム』の有り難みはわからいんだろうなぁ
もっとも、『プラネタリウム』の滑稽さはわかっていたみたいですが
@今度は私が王子様
恋人じゃなくて友達に成りたいEDなのかな
百合、なんだろうけど。アンシーは最後まで好きになれない
ウテナもアンシーのどこが良いんだろ
二人にしかわからないセカイ。
@総評
演出は想像以上にキレッキレで楽しかった
バンクが思ったより多くて辛かった。
総集編はセンスが良いまとめ方ですき
ストーリーは、何でもかんでも幼少期の辛い思い出に収束するのが退屈
90年代サブカルは心理学の時代だよね
しばらくはウテナの考察とか読んで、改めて全体の考察を書いてみたいです。
百合アニメとしておすすめできるポイントは
樹璃と枝織の病みBLっぽい百合とか
ウテナと若葉の友情百合がおすすめ
ウテナとアンシーは最後まで萌えなかったな・・・
ウテナと七実の関係性も結構萌えた
ストレートな百合が見たいって人には向かないと思う
むしろ、百合以前の90年代の『空気』が、すごく感じるので
そういう視点で観れば面白いかも
すごいアニメ。
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