@そういう時もある
最近は漫画を読むときは
この作品は疎外と物象化だったらどっちだろうと思いながら読んでる
宮台真司の言葉を借りるなら
この作品は『ここではない、どこか』を目指しているのか、いないのか
BLで言うなら
「エスケープジャーニー」は『ここではない、どこか』を目指している疎外サイド
「ヤリチン☆ビッチ部」は『ここではない、どこか』なんか信じてない物象化サイド
だから「エスケープジャーニー」は好きになれない
現状の幸せに見向きもしないで必死に未来へと『名前』をつけたがるのがよくわからん
田中角栄は疎外or物象化の彼岸の人
人はメシとカネで生きると思ってる人
定期的に来る角栄ブームはつまり思想的対立への疲れ
『ここではない、どこか』なんか信じてないんだから物象化サイドっぽいけど
角栄の場合は、本能でそう思ってるから、やっぱり彼岸の人
俺はメシとカネをやる。お前らは黙ってそれを貰う
人間はそれで良いんだ。という生臭い善意の塊のようなオヤジ
親戚に1人は居るようなオヤジ
こういう関係は頭も心も使わないから楽だけど楽しくはない
やってみれば(もしくは、やられてみれば)わかるが
メシとカネだけの関係は息苦しい
非常に息苦しい。まるで家族みたいだから
家族というものはそれ自体は息苦しいものなのだ。
それだのに人類が存続できたのは『家族は素晴らしい』という建前を守ってきたからだ
角栄タイプのオヤジは、それが建前だと気づかない。
家族の本質は『メシとカネ』だと思っている
それは違うのだ
家族の本質は『家族は素晴らしい』という虚しい建前の方である
人はメシとカネのためには死ねない。
当たり前である、メシとカネは生きるために求めるのだ。
人が命を賭けられるのは建前だけである
ハロウィンで若者が騒ぐ元気があるのは
ハロウィンが建前だからだ
あれが『若者の貧困問題についてのデモ』だったら絶対に車なんかひっくり返らない
中高年があの騒動に眉をひそめるのは彼らにはハロウィンという建前が見えないからだ
歳を取るとはそういうことなのだ
そして建前のために騒げるのは若者だけなのだ
若い頃は角栄を叩いて奴らが加齢と共に『角さん』などと言い出すのも
角栄ブームなどと言っても立ち読んでるのはオッサンばかりというのもこれで納得いただけると思う。
建前が見えなくなると『メシとカネ』しか残らなくなる
そして政治にまで家族を求める
2018年11月10日土曜日
2016年6月26日日曜日
キャミィの国がヤバイらしいじゃん ―定点観測として英国メンバーのEU離脱について書く―
歴代のイギリス政府のイメージは二枚舌クソ野郎って感じです
最近だとAnthony Joshua というボクサーが強くていい感じです
文化はすばらしいと思います
オースティンの小説はすばらしいです姉妹萌えなら必ず読んだほうが良い
哲学ならヒュームが好き。ニーチェいから好きです
音楽ならアヴリルと思って、まさかと調べてみたら彼女はカナダ出身でしたが
英連邦だしかわいいからセーフ
そして何よりキャミィだよキャミィ
キャミィはイギリス出身てわけじゃないけどイギリスの特殊部隊だから
魂はきっとイギリスだしかわいいからセーフ
あそ文学部の本領発揮みたいなガバガバイギリス知識の羅列は羞恥心によう沁みます
イギリスがEUを抜けると大きくわけて2つの問題が起きる
・世界的な経済の混乱
・ヨーロッパ統合の頓挫
2つとも全ての日本人に関係する問題で
2つともほとんどの日本人は興味が無い話題でしょう
頼んでもないのにマスメディアは
『ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ』
『ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ』
『ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ』
『ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ』
の連呼だからきっと大丈夫
マスメディアが騒ぐときは反対の結果になるのは確定的に明らかなので
未来は絶対バラ色です
世の中が悪くなるわけないじゃん。漫画じゃないんだから
経済の方はさっぱりわかりませんのでヨーロッパ統合の頓挫について考えてみます
EUのオリメンであるイギリスメンバーの脱退は深刻です
バンドorアイドル・グループで考えてみてください
その企画の発起人がやめるようなものです
バンドのアイデンティティーが失われるようなものです。と考えるのは
イギリス推しのヲタだけで他の推し国があるヲタはそうは考えないでしょう
この『イギリス抜きEUの方向性』をどうするかでヲタの喧嘩はしばらく盛り上がります
イギリスが抜けたらどうなるかと考えるのは
そもそもEUというバンドにとってイギリスとは何だったのかと考えることだから
いきおいしんみりしてしまいますね
遠くに行った人ほど良く見えるものです
単純に頭数が減ったのですから新メンバーを足すというのも良いでしょう
ただこれをやれば間違いなく英ヲタはキレます
『イギリスくんがベースやってたときは良かった』と嘆く黄金厨or懐古厨が必ずでます
メンバーが減ったけど同じ路線でやると
一時的にはどうしてもパワーダウンを感じる
ここを抜けれるかどうかが勝負。
そこでビビって路線変更すると必ず失敗するのはKAT-TUNという歴史に学びましょう
何をしたって昔はよかったっていうヲタはいるんだから
どーんと行こうぜEU
ここがマイナーからメジャーへの分水嶺だぜ
でもハッキリ言えるのは
『チーム>やりたいこと』と考えるチームは必ず崩壊して
『チーム<やりたいこと』と考えるチームは必ず成功する
もちろん成功には解散も含まれる
続くだけがチームワークじゃないんだからガンガン行こうぜ
そしてイギリスもきっと大丈夫
いつだって世界は『愛と勇気だけが友達』なんだからね
Brexitがらみで一番面白かった画像で終わります
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