2013年4月29日月曜日

『ヤマノススメ』を読んだ感想

 
 

ヤマノススメ




@あらすじ

 女の子たちが登山を通じて成長したり、しなかったりする
 ゆるふわ系に見せかけて、実は本格的登山漫画です


@ストレイトな感想

 タイトルから

 『山に暮らす女の子たちの過酷だけど幸せなかけがえの無い日常』

 みたいな内容を期待したんですが違いました

 『びんちょうタン』みたいなものを期待してたんです


 実際は現代の普通の少女が少しずつ登山に興味を持つ漫画です

 いきなりエベレスト みたいな話ではなく

 登山グッズで悩んだり、登山料理(?)で対決したり

 そうやって少しずつ少しずつ前に進んでいく

 けなげな漫画です

 一歩一歩積み重ねていく感じが

 これ、そのまま登山であるとそういうことなんだね


@漫画にしか出来ないこと

 
漫画が他のメディアに優っているのはどこか?

 あるいは

 他のメディアには無くて 本には有る魅力はなにか?

 それは『ページをめくる』ということです

 これはつまり、『間』を自分で決める事ができる ということです

 
 自分の好きな時に場面転換出来るのですから

 一番きもちいいのです

 ページめくってオオッってなるのは最近だと『へうげもの』がブッチギリなんですが

 ヤマノススメでも一箇所だけおお!!と成る場面がありやす

 あの瞬間が味わえただけで、もう満足なんです

 幼馴染みな百合が読みたい人オヌメメです

2013年4月28日日曜日

2010年代の展望と首が痛くてしょうがないおじさんのお話


 
 v系の服装が地味に成って来たと

 あるいはオサレ系しか居ないと

 いわれて久しい00年代だと思います


 そんななかでV系を一歩引いた視点で活動していたゴールデンボンバー

 10年代でドカーンとブレイクしたのは象徴的でつ


 モー娘。やエヴァンゲリオン等のように

 有るジャンルでの成功理論を逆手に取ることで

 そのジャンルの古参ファンから『邪道』に見えるのはよくあることです

 そのジャンルで邪道に見えることは

 別の業界から見ればオシャレに見えるのもまた真理です

 

 @10年代はどういう時代に成るか

 90年代のぶり返しになると思います

 芸人で言えば千原jrの時代です

 服装は男らしいものが好まれます

 映画の画面は暗くなり

 アニメはカット割が多くなるでしょう

 漫画は中身より線が細いかどうかで測られます

 全体として男らしさを求める時代が

 やってきてしまう気がします

 退屈ですね


 @カラダにピース
 
  10年代は筋トレが流行ると思います

  ココロが思い通りにならないと開き直ったが00年代で

  その寵児が日常系作品だとすれば

  10年代はカラダの時代になるでしょう

  萌え よりも直裁的なエロスの時代になるのです


 @結論

  という理由をつけて筋トレのモチベーションを上げたい(人事)

  さっそく腹筋やってみたけど首がね

  痛いんだよ

  屈伸からはじめようとおもいま内閣







 

2013年4月27日土曜日

「ネムルバカ」を読んだ感想





「ネムルバカ」



 @ゆるくないゆり

 買った動機は

 大学生 先輩 後輩 寮 同棲

 と単語だけ抜き出せば百合っぽいからです。

 実際の内容も百合として読めないこともないです。

 ただ本書の魅力は『夢を追う』ということを

 漫画として表現した所です

 この「夢を追う論」の点で評価されてます


 @ニコニコ動画
 
 作中に出てくる

 「駄サイクル」 や
 「自分のレベルがわかってるのに頑張るのはシンドイ」 」
 「やりたいことが有る人と、無い人の間に
  自分が何を出来るのかわからないという人が居る」
 
 等々の、背伸びした発言が今読み返すとむず痒い。

 大学生の頃に読んだときは
 かなりすんなりと受け入れたんですが
 悲しいですね byはなのようせい

 
 @日曜の夜に読むとおすすめ
  
 今、夢を追っかけてる人

 大学生
 
 そして湿った百合が読みたい人におすすめです

 





 

2013年4月20日土曜日

『かっこいいスキヤキ』を読んだ感想


 

『かっこいいスキヤキ』



@前に進むということ

日常的な不甲斐なさを劇画調で表現した漫画。

読み切り短篇集です。

時代を感じる絵柄とネタですが

いま読んでも(あとがき以外は)楽しめる作品です


@オトナ

全体を貫いてるのは『怒り』だと思います。

思春期のような瑞々しいものではなくて

青年期特有の煮え切らない怒りです

ようは周りが怒ってないことに怒っているのです

あるあるネタとはそういうことだと思います。

読むと少しだけ謙虚になれるギャグ漫画です。

2013年4月19日金曜日

『奥ノ細道オブ・ザ・デッド』を読んだ感想





奥ノ細道オブ・ザ・デッド

あらすじ
時は元禄。生類憐れみの令で知られる犬将軍・徳川綱吉の時代。本所深川で美人で評判の女が突如として従弟の美少年に襲いかかった…。目は血走り、口から涎をたらし、人の生肉を喰らい「おどろ歩き」をする人々は「屍僕(しぼく)」とよばれ瞬く間に江戸の町にあふれていった。
将軍に仕える側用人・柳沢吉保は俳諧師・松尾芭蕉に命じてその謎を探らせようとする。
自らを「がらくた」と自嘲する芭蕉は弟子の曾良を伴い血にまみれた江戸を旅立つ。空前絶後の「奥ノ細道」へ




@松尾芭蕉vsゾンビ


 あらすじ通りの小説です。

 タイトルは奇天烈ですが実際に読むと淡々と話しが進みます。

 私は芭蕉もゾンビも俳句も伝奇ものも詳しくないので

 面白さがよくわからないままでした。


@本を買うということ

 
 『じゃあ何で買ったんだよ?』と聞かれたら

 『タイトルに惹かれた』からです。

 この刺激的な文字列を本棚に飾りたいと思ったからです。

 本を買う動機はそれで充分じゃないかと思います。




『自殺うさぎの本』を読んだ感想




『自殺うさぎの本』


 タイトル通りにウサギ自殺する本です。

 表紙のようにかわいい絵で自殺しています。


 内容は残酷ですが蛋白な絵柄のおかげでクスクス読めます。

 楽しく読めましたが、何枚かは受け入れられない内容がありました。

 人によって許容出来る不謹慎に差があると思います。

 贈り物には向かない本です。

 立ち読みで充分な本だと思います。

 

2013年4月16日火曜日

『犬神さんと猫山さん』の感想


 『犬神さんと猫山さん』

 




 百合系の4コママンガです。

 ネットの評判をベロベロっと眺めると

 概ね好感触なんですが

 個人的にはつまらなかったです

 せっかく 犬×猫 という対立項なのに

 最初からイチャラブなので

 もどかしさジャンキーな自分には合いませんでした

 絵柄は好きです

 創作歴史系絵師で良く見る絵柄です(偏見)

 
 そもそも『犬』とか『猫』とか

 そういう動物”たとえ”萌えというのが百合と食合せが悪いのではないかと

 そう思うんですがどうでしょうかね