2018年9月30日日曜日

映画 『滝を見にいく』 感想 

@10月4日まで

 

 アマゾンプライムで見ました

 クソ映画なんで見なくていいぞ


@あらすじ

 おばちゃん7人が滝を見に山に行ったら遭難するお話

 
@ミソジニーここに極まれり

 恵まれた設定から繰り出されるクソみたいな映画でした

 「型にハマった生き方」とか「ヲタク」をバカにするのが邦画の得意技ですが(それすら出来ていないが)

 この映画もステレオタイプな「おばちゃん」を出して馬鹿にするだけの映画でした

 延々と内輪もめと幼児退行を見せられても退屈

 「おまえら、結局オトコが居なくてさびしいんだろ?ww」という監督の熱いメッセージだけが前のめりできつい

 上野千鶴子のコミュニティ論への当てつけかと思うようなクソ映画

 フェミニストじゃないけど、この映画はおばちゃんをバカにしすぎだろ
 
 「山で一晩暮らせない」能力を笑いたい人にはおすすめです

 90分のすべてが不愉快でした

まもなく覇権を取るであろう『風が強く吹いている』について  ※ネタバレあり

@まず原作が面白い

 

 (腐男子的に)信頼できる三浦しおん先生の小説が原作

 この小説がまず面白い

 現状では非運動部の登場人物たちが箱根駅伝を目指すお話

 陸上経験者は3人、元剣道部が1人、双子が一組。

 黒人留学生1人、ヲタク1人、田舎産まれの神童1人、クイズ王1人。

 このメンバーが走ることを通して繋がっていく 


 主人公である走は天性のランナーでかなり個人主義な所がある

 だから最初は馴れ合いぎみなアオタケのメンバーと衝突もするけど

 ハイジから「速く」走るよりも「強く」走ることを諭されて・・・

 
 前半のキャッキャウフフな男子校っぽい描写も面白い

 箱根駅伝に突入してからは読むのが辛いぐらいの過酷な駅伝描写が始まる

 特に風邪をおしてまで走りつづける神童のところは辛い

 キングの独白も辛い

 後半をどう面白く描けるかがアニメ化が成功するかの鍵だと思う

 前半で色々、キャラに興味を持たせないとエピソードによってはガクッと人が離れそう
 
 小説だと後半から読むってのはあり得ないから自然とキャラに愛着を持った状態で駅伝に突入できる

 アニメだと途中視聴組も多いだろうから、後半勢のためのフォローとかあればいいかも

 俺は全話みるけど(謎のマウント)


@CPについて

 王道を征くCPはやっぱり走☓ハイジのアルプスコンビだよね

 出会いはハイジが走を追っかけるんだけど

 『流星』では走がハイジに走っていく

 そんで最後はもう一度、ハイジが走の元に走っていく

 そこでハイジは『強く』走ることを体現して見せる

 この二人の関係性は本当に尊いとしか言えない

 清々しい師弟愛というか先輩後輩感が、とうとい


 走☓王子の正反対萌えもいい…

 ニコチャンとユキの熟年夫婦感もいい…

 ムサ☓神童の百合感も良い…

 最後の最後で明らかになるキングの孤独もグッと来る

 ニコチャンが潜在的に腐男子なのもおすすめ


@走☓ハイジ

 ほっといたらどこまでも行きそうな天才と包容力の有るお兄さん

 協調性のないエースと妥協を知らないキャプテン

 そういう組み合わせ

 あの夜、走を見つけたハイジの気持ちを思うと胸が避けそうに成る
だからPVを「その場面」にしたのは大英断

 もうね、小説読んだ後はこの動画だけで泣けてくる

 やっと、見つけたんやなって(涙声)

 つまり、そこにはハイジの理想が走ってたんだよ

 もうほとんど呪いに成りかかってた「走ること」への欲望が

 希望に変わった瞬間なんだよ!!


@キャラデザがね・・・

 なんか好きじゃねえけど見てれば愛着が湧くかな

 双子はショタ枠だと思ってたんでね・・・

 キングももっとこう神経質そうな見た目をイメージしてました

 王子のビジュアルはぴったり

 あの王子がね、大衆の面前で吐くんスよ(ニチャア)  

2018年9月29日土曜日

リクドウ 第209話 『世界の舞台』 感想

@懐かしい夢

 椿さんが見た『懐かしい夢』に出てきた兵藤王者

 その王者の隣りにいるリーゼントの人って雨宮社長じゃね??

 
@椿さんの下の名前!!

 


 椿さんのガウンには『椿 和馬』と刺繍されている

 下の名前は和馬??


@椿さんの腹の筋肉!!!

 椿さんは刀みたいな身体してるけど

 特に腹筋がエグい割れ方してて良い…


@再起不能フラグおったつ

 カーンに負けた選手のほとんどが再起不能に成ってるそうです

 やめてくれよ(絶望)

 負けたら椿さんのラストマッチやん

 現状だとカーンvsリクじゃ盛り上がらないしな

 「椿を倒したカーン」なら盛り上がるけど

 それよりは素直に椿vsリクが見たいし

 その時は”リク”のセコンドに三原さんが居て欲しい 


@他の漫画 感想
 
 バトンの星   ハーレクインみたいな展開に成らなきゃ面白そう
 
 ティエンポ   サッカー興味ないけどすき

 しょうがないですね、先輩  面白い。連載して

2018年9月23日日曜日

西郷どん 第36回 感想

@あーつまんね

 信五が撃たれた瞬間ガッツポーズした視聴者は多かったと思います

 スパッと死んどけば面白かったのになー
 
 あそこでヒューマンでピースな演説する辺りがテレビっぽくていいですね


@よかったところ

 戦場の場面はよかった

 もうちょっと動きとか全体の俯瞰ショットとか欲しかったけどね


@実質的主人公慶喜

 今回も良かった

 敵前逃亡はヘタレだと思うけどそのおかげで大規模内戦に成らず済んだわけだし

 なら最初から恭順しとけって話だけども、色々あったんでしょうね(無知)

 ここで「くそオヤジ」入れたせいで、ますます慶喜が主人公っぽいつうか

 西郷どんの父親への愛エピソードって最近無いね

 いや、無くて良いんだけど


@勝☓よしキテル

 幕末物で一番好きなのは、勝が慶喜を嗜める描写なんです

 西郷どんでも、そこは期待してました

 今回は良かったです。

 ふきと慶喜との痴話喧嘩とは別でやってほしかったけどね

 勝海舟の普段は飄々としてるけど、やるときはやるぞ感が好き


@篤姫のためだけに見てる

 篤姫めっちゃきれいやな

 もう篤姫と勝海舟だけでいいよ(?)

 


@今日のアイカナ

 ウィリスが信五を手術しおわったら、しれっとアイカナに成ってれば面白かったのに

少女革命ウテナ 最終回  第39話 感想

@革命としてのウテナ

 革命された世界は、革命される前の世界とは断絶した関係にある

 革命を起こした存在が、その革命された世界から消えてしまうのは

 革命を起こした存在だけが、革命される前の世界と断絶していないから

 

 あるいは

 『悪い理事長に支配された世界』を倒した王子様がその世界に居続けると

 新しい『悪い理事長』的なものに成ってしまうから

 
 もしくは

 革命とは、何もかも革めることなのだから

 革命が起きたことすら自覚できない

 それを象徴的に表現するために、鳳学園からウテナは消えた


@学校という場所

 学校という舞台装置は、あのセカイはループしているという暗喩かな

 ウテナはそこから一抜けしてアンシーもその後を追う

 ループという心地よい夢から抜け出るには自己犠牲するしかない

 だったら心地良い夢のままでいいや(人間のクズ)

 やっぱりウテナの歳じゃあ、『プラネタリウム』の有り難みはわからいんだろうなぁ

 もっとも、『プラネタリウム』の滑稽さはわかっていたみたいですが


@今度は私が王子様

 恋人じゃなくて友達に成りたいEDなのかな

 百合、なんだろうけど。アンシーは最後まで好きになれない

 ウテナもアンシーのどこが良いんだろ

 二人にしかわからないセカイ。


@総評

 演出は想像以上にキレッキレで楽しかった

 バンクが思ったより多くて辛かった。

 総集編はセンスが良いまとめ方ですき

 ストーリーは、何でもかんでも幼少期の辛い思い出に収束するのが退屈

 90年代サブカルは心理学の時代だよね

 しばらくはウテナの考察とか読んで、改めて全体の考察を書いてみたいです。

 百合アニメとしておすすめできるポイントは

 樹璃と枝織の病みBLっぽい百合とか

 ウテナと若葉の友情百合がおすすめ

 ウテナとアンシーは最後まで萌えなかったな・・・

 ウテナと七実の関係性も結構萌えた

 ストレートな百合が見たいって人には向かないと思う

 むしろ、百合以前の90年代の『空気』が、すごく感じるので

 そういう視点で観れば面白いかも

 すごいアニメ。

少女革命ウテナ 第38話 感想

@この部屋よりも高い場所

 理事長室のプラネタリウムが決闘場だった・・・

 そこでは人の夢が幻視される

 つまり負けたデュエリストは最初から『負けたい』と思っていた…!?


@誰が頼んだよ

 暁生が王子様なの??

 暁生はアンシーが自己犠牲したのが許せない、のか?

 自分が「守られる」側に成ったのが許せない、のか?

 アンシーの救いは、暁生にとっては呪いだったのか

 人のために生きるのは難しいですね

 
@女の子と王子様

 暁生は誰かを守りたかった

 誰かを守ることでもう一度王子様に成ろうとした

 守り、守られる関係には我慢できなかった

 ウテナはアンシーと友達に成りたかった

 守り、守られる関係に成りたかった

 その違いなのかな

少女革命ウテナ 第37話 感想 神回

@神回

 こういう演出がすきなの


@小春日和

 アニメの終盤特有の多幸感回

 死後の世界かと思ったぜ

 樹璃もミッキーもどうした?

 ウテナの人間的魅力に惚れたとかそういう話?

 あるいは恋に恋するのをやめたという事??

 七実だけがイライラしてるのは

 七実が唯一、大人に成ったからなのか、あるいは七実だけがまだ子供なのか


@偶然だね(殺意)

 10年後問答の場面だいすき

 『主よ人の望みの喜びよ』がブツっと止まるのもかっこいい

 あそこの場面キレッキレです

 悲しい悲しい百合無理心中

 毒入れたってのはお互い嘘だってこと?

 何がリアルで何がフェイクかもうわけわかんねえよ(涙目)

 でも演出がかっこいいから全部許す()


@せっくすかー

 今回のドライブはもろにセックス描写

 暁生=王子様で確定なの?

 でもアンシーを苦しめてるのは世界の方だ、だなんて王子様は言わねえだろ