2015年10月26日月曜日

白鯨(中)を読む 2

@読んだ頁 101-178頁



@第49章  ハイエナ

 なんだか全てが冗談のように思えて

 急に世界を笑い飛ばしたく成る時がある

 遺書を認めて土中を思う
 
 死んだつもりになってみると

 それから先は丸儲けの人生に成る

 ワカル ヨクワカル


@第50章 エイハブのボートとその乗組  -フェダラー-

 ディスばかりアジア章

 こういうアジア観を持たれている/いた という認識は日本人なら持ってたほうが良いよね

 原文だとどういう感じなのか気になる


@第51章 潮吹きの霊

 喜望峰って結構荒れる海域なんだね

 フェダラーが見つけた天へと登る銀の潮吹き

 皆はなぜかそれを白鯨のものではないかと思い始めた

 イヤだなーこわいなー(INGW)


@第52章 アルバトロス号

 『世界をめぐる旅! この言葉の響きには誇らしい気分を鼓舞するものが大いにある

  しかし世界を一周してどこにたどりつくというのか?

  数限りない危険をくぐり抜け、行きつく先は元の木阿弥

  出発点ではないのか?

  我々が背後の安全地帯に置いてきた人たちは、常に我々の前途に居るということか』


 いい。すばらしい。

 このグルッと来て皮肉に落とす感じがマジニーチェ

 グッと来ます


@第53章  出会い(ギャム)

   スパウター
 「潮吹き船どもめ」
  ブラバー・ボイラー
 「脂の釜炊きどもめ」

 ヒラコーあたりに漫画化して欲しいですね


 海賊たちは

 『常人には真似ができない高みに上り詰める栄誉を持つが

  それは絞首台に限られたことだ』

 ひょっとしてこれってワンピースの最終回のことじゃ…



 捕鯨船どうしには『ギャム』という独特の風習が有る

 ざっくり言うとお互いの船の捕鯨ボート乗りが相手の船に行くことらしい

 恐らく血の気が多い奴らが交歓しあう儀式…

 当然相手の船にはボートに乗って行く

 船長も行く

 捕鯨ボートには座席などという軟弱なものはない

 船長は立って行く

 船長は波に揉まれようとオールが脚にぶつかろうと
 
 姿勢を崩さず膝を折らず立ち続ける

 立ち続けることで威厳を示す

 なるほど、聞いているかねドフラミンゴ君


@第54章 タウン・ホー号の物語

 恐らく中巻の最初の山場

 喜望峰で出会ったタウン・ホー号にまつわるお話し

 これはタウン・ホー号の乗組員から聞いた話。実話です(イシュメール談)

 
 …水漏れが起きて…ドン…嫌な航海士が居て

 …反乱が起きて…セバスチャン…裏切り・・・・そして…

 …ビリヤード台より教会のほうが多いのに…

 ………でー白鯨に航海士は食い殺された…


 話自体は面白いけど語り方がわかりにくいわ!!

 いや、わかるけどわかりにくい

 この奔放さは古典だから許される

 これをラノベがやったらボロクソに叩かれると思うの

 やっぱ岩波って卑怯だわ(偏見)

 でもこの場面がポーンと飛ぶけど話自体は繋がってるのが

 すごくスコセッシぽいおね


 海の男はきれい好きだから

 『顔を洗ってからでないと溺れるわけにはいかない』とかワロタ



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